僕はいま、40代最後の数日を過ごしていて、このエントリが公開されているときには(急病や事故などで世を去っていなければ)50歳を迎えているはずです。
僕の両親はともに50代で人生を終えているので、ああ、もうここまで来てしまったか、終活とかも考えなければならないのかな、という感慨とともに、こんな悟りには程遠い年齢、成熟度で命が尽きるとき、両親はどう考えていたのだろう、納得できなかったんじゃないか、と想像もするのです。
命というのは、本人が納得するしないにかかわらず、終わるときには終わる。
最近、周囲の人の若くしての思いがけない訃報が続いて、僕自身混乱もしているのだけれど、その一方で、「まだ自分の番ではなかった」ことに、少し安堵もしてきました。
それでも、いつかは順番がまわって来る。
今の世の中の全体像としては、50代くらいは、まだ「現役世代」であり、そこまで老け込むことはないのかもしれませんが……それでも、政治家とか大学教授、大企業の取締役クラスなどの、ごく一部の人を除けば、50代というのは、仕事においても「あと10年を、どう働き、どうモチベーションを保っていくか」との闘いになりそうです。
現時点で「そんなに偉くもなれず、自分だけにしかできない仕事があるわけでもない」僕が、現状「仕事」についてどう考えているかは、以前このエントリで書きました。